油と健康

健康には植物油が良くて動物脂が悪いという認識の方が多いと思います。

しかし最新の栄養学では植物油だから体に良いという認識は誤りだということがわかってきています。

油そのものは細胞膜や体内のホルモンの生成などに必要でとても重要な栄養素です。油がなければ人間は生きていくことができません。

しかし、摂取のしすぎやバランスの悪さ、間違いが健康に悪影響を与えるのです。

今まで植物油というだけで体に良いと言われてきましたが、植物油でもその種類や抽出方法、調理方法によっては、健康に悪影響を与えます。

とくに最近は多くの植物油に含まれるリノール酸（オメガ6脂肪酸）の過剰摂取やトランス脂肪酸が問題になってきています。

オメガ３（高αリノレン酸、多価・n-3系）
シソ油（エゴマ油）、フラックスオイル（亜麻仁油）、クリルオイル（南極オキアミ）

オメガ６（高リノール酸、多価・n-6系）…コーン油、大豆油、ひまわり油、紅花油、綿実油等

オメガ９（高オレイン酸、単価・n-9系）…オリーブ油等

※オメガ3脂肪酸食品・サプリメント

日本人が過剰摂取している植物油はオメガ6脂肪酸で、不足しているのはオメガ3脂肪酸です。

そのためオメガ3脂肪酸を摂取して油のバランスを整える必要があります。オメガ3脂肪酸はDHAやEPAの元にもなります。

オメガ３系のαリノレン酸とオメガ６系のリノール酸は、どちらも必須の栄養です。脳や神経の50％はαリノレン酸とリノール酸でできていますから両方摂取することが大切です。

脳神経のシナプスという細胞はその2割がαリノレン酸です。

現在はリノール酸の摂取があまりにも多すぎるのです。なぜなら、市販されている植物油やマーガリン、揚げ物、てんぷら油など、そのほとんどがリノール酸だからです。

αリノレン酸とリノール酸の、その摂取比は、１：１～４が理想といわれています。

しかし、現在の摂取比率はなんと、αリノレン酸を1とすると、リノール酸は10～100ともいわれます。つまり１：１～４のはずが、１：１００になっている可能性もあるのです。

昔の日本人は主に魚類からオメガ３油を摂取しており、揚げ物がこんなに氾濫していなかったのでよかったのですが、現在は、揚げ物など油料理が増えています。

スナック菓子や洋菓子のクリームなどにも植物油が使われています。本来、リノール酸の必要量は1日１～２ｇなのですが、現在はその10倍以上の約１３ｇも摂取しているそうです。

揚げ物などの油物を好んで食べている人やパンとマーガリンを毎日食べている人、外食が多い人などはαリノレン酸とリノール酸の油バランスがかなり悪いでしょう。

油のバランスが悪いとアレルギーなどに

オメガ６リノール酸は、体内でアラキドン酸という物質になりますが、その一部が炎症を引き起こしたり、強めたりしますので、過剰摂取はよくありません。

また、体内のホルモンバランスが崩れて免疫の乱れや高血圧などに関連するおそれがあります。

炎症や免疫に影響を与えることから、アトピー性皮膚炎や花粉症、喘息などのアレルギー疾患との関連が疑われています。

そのため、厚生労働省も日本人の食事摂取基準についてのなかで、油の質にも考慮する必要があり、フラックスオイルのようなオメガ３系オイル（n-3系脂肪酸）を増やすべき栄養素として推薦しています。

口内炎、吹き出物、花粉の季節に弱い、鼻が弱い、アトピー肌などでお悩みの方はリノール酸の過剰摂取とαリノレン酸不足に要注意です。

関連品
オメガ3脂肪酸豊富な健康食品・サプリメント

▼オメガ3豊富な有機オーガニック亜麻仁油

カナダ産有機オーガニック亜麻仁油

ニュージーランド産有機オーガニック亜麻仁油

亜麻仁油の選び方

亜麻仁油レシピ

オメガ3豊富な高品質クリルオイル
天然クリルオイル

クリルオイルとは

高品質クリルオイル　ＡＳＴＡ396　アスタミクロ

アスタキサンチン、レシチン、オメガ3脂肪酸が豊富で吸収が良い南極オキアミのサプリメント。余分な添加物も無添加で安心高品質。

高品質クリルオイル　クリルオイルwithアスタキサンチン

クリルオイル

美容健康情報

ナチュラルウェブ

◆お問い合わせ:info@naturalweb.co.jp