クリルオイルとは、南極オキアミ(Euphausia superba)から抽出される貴重な健康オイルのことです。
南極オキアミは、南氷洋に生息しているとても小さな生き物で(大きくても8cm)、その外見からエビと間違われますがプランクトンの仲間です。
しかし、地球上で最大の生物であるクジラ、シロナガスクジラの主食でもあります。
クリルオイルには、EPAやDHAなどオメガ3必須脂肪酸やアスタキサンチン、リン脂質などの栄養がとても豊富で、吸収にも優れているのです。
クジラのあの巨体の源となるほどのパワーが世界中から注目されており、オリンピック選手にもサプリメントとして採用されているほど人気の健康食品です。
欧米を中心に美容、健康に大きな人気が広がり始め、日本でも注目されているまさに南極の命の恵みなのです。
クリルオイルは赤い色をしています。これはアスタキサンチンが含まれているからです。
アスタキサンチンはトマトの色素リコピン(リコペン)と同じく赤い色をした天然色素の仲間です。
このように優れた栄養素が豊富なクリルオイルなのですが、貴重な存在でもあります。まず、南極は皆さんご存知のようにたいへん厳しい自然環境です。
南氷洋でオキアミ漁を操業することはとても難しく季節も限られています。また、南極オキアミのいる地区で操業できる漁船は世界に数隻しかなく、取り過ぎないようにと漁獲量にも制限があります。
クリルオイルの主な摂取方法はサプリメントです。しかし不純物を一切残さず純粋なクリルオイルを作るには高水準の技術と管理が必要なため、サプリメントの品質は様々なようです。
クリルオイルのサプリメントで大切なのは、原料が100%ナンキョクオキアミであることや、アセトンなどの化学溶剤を使わずに抽出されていること、リン脂質が40%以上であることなどです。
クリルオイルの主な栄養素はリン脂質結合型であることが特徴です。リン脂質結合型の栄養は人の細胞になじみが良く吸収率が大変良いのです。
クリルオイルにもグレードがあり、このリン脂質が少ないクリルオイルはサプリメントには不向きです。
リン脂質が40%以上含まれた高品質クリルオイルがサプリメントに適したクリルオイルです。
このクリルオイルですが、水にも油にもなじむ性質がありますから、アセトンなど化学溶剤を使用した抽出法ではアセトンが残留する可能性も考えられます。
化学溶剤を使用して抽出されたクリルオイルはサプリメントには不向きといえるでしょう。
また、南氷洋はもともと汚染が少ない海域なのですが、念のため重金属類、有機溶剤、汚染有機物質の検査を行ったクリルオイルが望ましいです。
クリルオイルと魚油との違い
クリルオイルと同じくオメガ3のDHAやEPAサプリメントの多くは魚油由来です。
魚油とクリルオイルとの大きな違いは、クリルオイルは水に溶け、魚油は溶けないということです。
※左(クリルオイルが溶けた水・右)水に溶けず浮く魚油
水に溶けるということは体に吸収されやすいということです。
そのためなのか、クリルオイルのほうが効果も出やすいという研究結果もあります。
※クリルオイルと魚油における赤血球中の脂肪酸組成の変化(単位%)
魚油よりもクリルオイルの方がオメガ3が増える
まとめ クリルオイルの選び方
以上をまとめますと、美容健康にお勧めできるクリルオイルの条件はこのようになります。
以上をクリルオイルサプリメントを選ぶときの参考になさってください。
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