高い保湿力を誇る成分として注目されている「セラミド」。
セラミドが配合された化粧品を使って外から直接補うこともできますが、実は食べ物から補うこともできます。
セラミドは身近な食材にも含まれていますし、サプリメントを使って摂取するという方法もあります。
今回は、セラミドが含まれている食材や、セラミドを体内から摂取するときのコツなどについてご紹介します。
セラミドは身近な食べ物に含まれており、食事を通じて体内から補給することが可能です。
セラミドが豊富に含まれているのは、こんにゃく、ひじき、黒豆などの黒い食べ物。
特にこんにゃくセラミドは、量が豊富でお肌への吸収力も非常に高いことが知られています。
こんにゃくはローカロリーで食物繊維も豊富なので、ダイエットにも効果的。
調理方法もたくさんあって食卓に取り入れやすいので、ぜひ積極的に食べたいですね。
他にも、お米、小麦、ごぼう、そば、小豆、わかめ、黒こしょうなどにも含まれています。
効率よくセラミドを摂取したいなら、サプリメントもおすすめです。セラミドの効果をより実感したい場合、1日分の含有量は0.6mg~1.2mgほど必要だと言われています。
食べ物やサプリメントを摂取して内側からセラミドを補給するのと、化粧品を使って外から補給するのは、どちらが効果的なのでしょう?
食べ物に含まれるセラミドや、サプリメントに使われているセラミドの多くは「植物性セラミド」と呼ばれるものです。
これは、化粧品に使われている「天然型セラミド」に比べると、効果の面では劣ります。
また、セラミドは表皮の一番上の層(角質層)に存在する成分で、外からの補給が可能な場所にあるので、直接補った方が早いとも考えられます。
ただ、食べ物やサプリメントで体内にセラミドを補給するメリットもあります。化粧品のようにピンポイントではなく、体全体のセラミド不足にアプローチできることです。
また、セラミドの産生そのものを促すので、加齢などによるセラミドの減少を根本から改善することができます。
まとめ
セラミドを効率的に補給するには、「内から」・「外から」のどちらが正解ということではなく、両方を同時進行するのが最も理想的です。
スキンケアに天然型セラミド配合の化粧水を使用し、食べ物やサプリメントを摂取して体内にもセラミドを補給しましょう。
セラミドは外からの補給が容易である分、体内への補給に重要性を感じにくいかもしれませんが、身近な食べ物から摂れるので、毎日の食卓に取り入れるようにすると良いですね。