セラミド化粧品には、化粧水、美容液、クリームなど様々なタイプがあります。
トータルケアができれば一番良いのですが、セラミド化粧品は安価ではないため、全てを揃えるのが難しいこともあると思います。
セラミドの配合量や保湿力、刺激の少なさという点でおすすめなのは、クリームです。今回は、セラミドクリームのメリットや選び方を紹介します。
化粧水、美容液、クリーム。セラミド化粧品の中でも特に「セラミドクリーム」がおすすめなのは、次のような理由があります。
◆濃度が高い(配合量が多い)
セラミドには、水に溶けにくい性質があります。
肌において、水に溶けにくいセラミドが水分を挟みこむようにして逃がさないことで、高い水分保持力が実現しています。
水に溶けにくい性質であることを考えると、化粧水や美容液などの水っぽいテクスチャーの化粧品よりも、クリームの方がよりセラミドを溶かしやすく、多くのセラミドを配合することができます。
配合量が多いということは、保湿力もそれだけ多く期待できるのです。
◆肌がダメージを受けているときでも使いやすい
セラミドはもともと人の肌に存在している成分なので、他の刺激成分が配合されていない限り、セラミド化粧品の安全性は高いです。
しかし、肌荒れや敏感肌で肌がしみるときは、化粧水や美容液でのケアそのものが刺激になることがあります。
そんな時でも、柔らかいクリームなら、傷んだ肌を優しくいたわりながらケアすることができます。また、高いセラミド濃度と保湿力を持つクリームなら、敏感肌や乾燥肌をより早く回復に導くことができるでしょう。
◆バリア機能を徹底
セラミドは、角質層の水分を保持して肌の潤いを保つほか、外部刺激から肌を守り、肌から水分の蒸発を防ぐバリアとしての役割も担っています。
スキンケアの仕上げにセラミドクリームを使うことで、肌のバリア機能を徹底させることができます。
セラミドクリームを選ぶときは、次のポイントを抑えましょう。
まず、配合量の多いものを選ぶこと。クリームはセラミドを高配合しやすい化粧品ですが、製品によって配合量の差はもちろんあります。
正確な配合量が明記されていなくても、成分表示の最初の方にセラミドが表記されていれば、比較的高い配合量を期待できます。
また、セラミドには「天然セラミド」「ヒト型セラミド(バイオセラミド)」「植物性セラミド」「合成セラミド(擬似セラミド)」がありますが、天然セラミドを使用したものがおすすめです。
天然セラミドは、肌に存在するセラミドと類似した構造なので、肌となじみやすく安全で、保湿力も高いです。
もう一つ言うと、他の配合成分にも注目してみてください。セラミド以外の保湿成分も一緒に配合されているものを選ぶと良いですね。
セラミドとヒアルロン酸などを一緒に補給すると、相乗効果が期待できます。
また、敏感肌の方は刺激物質やアレルゲンになりそうな物質が配合されていないかどうかを必ず確認するようにしましょう。
まとめ
セラミドクリームは、肌がどんなコンディションの時でも使えて、セラミドの配合量も多く、高い保湿力が期待できます。
同じセラミド化粧品のシリーズで、どのタイプを選ぶか迷ったときは、参考にしてみてください。
クリームの重たいテクスチャーが苦手、クリームは油分が多くてトラブルになりやすいという方は、ゲル(ジェル)クリームや、伸びの良さやサラリとしたテクスチャーを謳っているクリームを選ぶようにすると、快適にケアができますよ。
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